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黒猫翁の言いたい砲弾

新聞やテレビを賑わしていることについて思ったことを書いていくページです。公開の備忘録?ですかねw

7つの事実論争――双方の主張サイトを探してみました。

前の記事を書き終わって色々ネットサーフィンしておりますと、藤井内閣参与が最近作ったページを発見しました。これです。

http://satoshi-fujii.com/

うん、分かりやすい。論争の経緯もわかるし今回の藤井氏の主張が「7つの事実」に集約されていることも分かる。

あと橋下市長のカウンターオピニオンが記されたものがあれば一般の市民でも中立的に判断できます。
市長はブログというよりツイッターがメインのようですが、私ツイッターやったことがないので、藤井氏が指摘している点に対して橋下氏の主張が詳細に書かれたウェブページがないかどうか調べました。

ですが、うーん・・・ありません。木で鼻をくくったような広報ページならありましたが、藤井氏の主張に対する橋下氏の反論を論理的に説明したものがないんです。ある程度橋下市長(あるいはその賛同者の方)の主張が分かるページを2つ↓発見しましたが。。。

http://hashimotostation.blog.fc2.com/blog-entry-1857.html

http://blog.kurata.tv/article/113351831.html

ちょっと分かりません。

 藤井氏が提示しているところの大所高所からの大きな構造問題?に対して、市民の疑念を真向から解凍する努力が払われていないんです。また、デタラメ、嘘八百、バカ学者、ツッコミどころ満載、アホらしいなどというプロパガンダ的な常套句が目立ちすぎて、読む者に妙な違和感を作り出してしまっています。ここでいう違和感というのは、相手の主張を真正面からキャッチした上で論理的に反論することができないので、仕方なしに扇情的な言葉で飾って説得力のない文章を「誤魔化している」のではないか?という疑念です。もちろん当然ですが品格的な嫌悪感を感じる方もおられると思われますので、こんな反論文でもって5月の住民投票の賛成票が増えるとはちょっと信じられません。

 公開討論を執拗に要求する姿勢についてもやはり同じことがいえます。「7つの事実」が事実でないのであれば「『7つの事実』が事実でない証明」を示せばそれで話は済みます。私が市長であればたとえば「藤井氏のご懸念は御尤もですが、大阪市が使える財源は今後もほとんど変わりません。それはこれこれこういう恒久的なシステムを採用していているからです。」と公開文書ではっきりとかつ詳しく回答するでしょう。ある事柄の正否をはっきりさせることがメインテーマであるときは文書による論争が最も有効だと思います。

 そもそもテレビの討論番組を見てもわかるように、公開ディスカッションというのは議論が不利になると色んなテクニックを使って簡単に誤魔化し劣勢を挽回することができます。私自身、一時期口八丁手八丁で何度も窮地を脱してきたミニ体験がありますが帰り間際相手から「さっきの説明を文書にしてくれ」といわれたた途端げんなりしたのを良く覚えています。聴衆に囲まれた対面議論には真実を追及するというよりも「雰囲気の勝敗」を決めるという側面が強いことの一例かと思います。ネットで起こった論争を公開討論につなげたいという橋下市長の姿勢には悲しいかなどうしても「誤魔化したい感」をぬぐうことができません。

 なお、討論から逃げるなというようなナイーブな反応は大人なら避けるのが普通です。同級生に喧嘩を売るヤンキー学生と同じ構図で、社会人としてあまりにもみっともないからですね。どうしてもしつこいときは「そちらこそ正否が明らかになる書面論争から逃げるな!」とでも叫び返すのでしょうか。まあこれも若干大人げないことです(笑)。

 橋下市長は少し頭を切り替え、まずお怒りの気持ちを鎮めることをお勧めしたいです。そして、じっくりと書面論争に取り組み真摯な回答を提示していくことこそが、藤井氏の言説を覆し、さらには大阪市民の疑念を払拭する一番の近道ではないかと思います。(黒猫翁)