黒猫翁の言いたい砲弾

新聞やテレビを賑わしていることについて思ったことを書いていくページです。公開の備忘録?ですかねw

内閣支持率がじわじわ落ちているということです。

実をいえば私としては,これが当たり前だと思っていました。なぜならば,「経済」のひどい有様をいろんなところで見てきたからです。

新聞紙上で,実質GDPがものすごく上がっていますよ,とかいう記事がありましたが,足元の弱小経済には何の実感もありません。むしろ,消費の冷え込みから来る物価の下落率のせいで名目GDPが下がり,(物価の下落率で調整される)実質GDPだけが意味もなく伸びているだけであって,肝心の「経済活動」自体は疑いもなく下落しているのではないでしょうか。少なくとも私の周りの経済人(≒商売人)は皆そう言います。

もしそうだとしたら(おそらくそうだと思いますが),これは大変なデマ記事であり,これを信じる(商売人以外の・・・)国民がいればいるほど,社会的に存続が許されないくらいのインパクトのある,罪深い新聞記事ではないかと思います。

本日,やや時間もありませんので,黒猫が何を言いたいかといいますと・・・

 

安倍内閣の支持率を「バルク」で低下させているものは,カケとかモリなどのような下劣で些末な話ではなく,もっと大きな「経済の低迷」に他ならない,ということです。それは私の実感として間違いありません。

 

カケモリにソンタクを振りかけたら国民がどう思うか?などと日夜頭を悩ましている国会議員は,イコール国民をバカと思っている人たちであって,あまりにも現状認識がないというか,まともな思考力を失っています。おそらく国会議員よりバカな国民は,それほどいないはずです。

ソンタクがどうのこうの・・・などは我々国民にはどうでもいい話です。閉会後に莫大なお金を使って下らない質疑応答をする必要などさらさらありません。そんなことより,まずは安倍総理が,臨時国会で解散を宣言し,そして,消費増税凍結&財務省解体とを合わせて自民党の背骨の公約にし,GDPの2,3割を担う一般政府が,すでに大失敗した単独の金融政策のような小手先の技でなく,金融政策と同時にお金を(継続的かつ)がっつりと市場に流す実効的な政策を打ち出すことです。それこそが骨太の方針であり,それを唱える自民党に票を入れる経済人は数限りなくいると思います。

本当にこの悲惨な経済状況を何とかしようと立ち上がってくれる国会議員がいないものでしょうか。もしいれば,たとえその人がイスラム過激派の人だとしても思わず票を入れてしまいそうな気持ちです。

ついでに言えば,経済特区などという租界をこの時代の日本に作るのは,世界の笑いものでしょう。曲がりなりにも民主主義国家であれば公平が原則なわけですから,今のカケ問題のような非難や疑念が起こるのは当然で,こうなるのは当初から想定内の話でしたが案の定そうなりました。言いたくはないですが,次の内閣は,もっとまともな頭・・・といいますか,もっと普通の感覚を持った人を参謀にすべきだと思います。「当たり前のことが当たり前にできない内閣」のせいで損失を被っている国民の一人としては腹立たしい限りです。財務省子飼いの石破さんとか麻生さんとかはもちろん論外ですが,今の安倍政権,次の一手を間違えたら,崩壊するどころか下手したらホウボウから訴えられますよ,本当に。(黒猫翁)