黒猫翁の言いたい砲弾

新聞やテレビを賑わしていることについて思ったことを書いていくページです。公開の備忘録?ですかねw

藤井聡さんと橋下徹さんのこと

久しぶりにネットを長時間閲覧できる機会があったので,色々な記事を読んで楽しんでいたら,本当にたまたまですが,橋下徹さんが次期大臣候補になるかもしれないというものをいくつかお見かけしました。橋下氏は,大阪都構想化の住民投票の否定も含め地方自治の方面では事後に数多くの訴訟を提起された点においても,客観的にみて,地域政治家としてはとても成功したとはいえない方かもしれませんが,今度は国策を講じる大臣としてどんな政策を志向しているのか興味を覚え,そのご意見などを調べてみました。まずは,藤井氏の意見がことの発端になります。

https://38news.jp/politics/10721

記事中の意見は,橋下氏から見ると苦々しい結論が書かれていますが,そう主張する理由がきちんと付されたもので,私としては,橋下氏からの理性的な反論を期待していたところ,なんと以下のような有様で・・・同氏から藤井氏への「反撃?」なる,名誉棄損を含む,理由のない侮辱に満ちたものしか発見できず,失望しました。文中「彼」「こいつ」などと書かれているのは文脈からして藤井氏のことを指しています。

 なお,7/10前後のツイッターの中で,橋下氏の発言の一部をコピペして,以下に掲載しました。その中で,高橋洋一さんという方が出てきますが,この方は大阪維新の会又は大阪市の顧問か何かをされている(又は,いた)方で,現内閣官房参与の浜田さんと同じ,財政出動を伴う政策を否定又は軽視し,日銀による「金融政策」だけですべてが丸く収まるなどとする,(現在では日本でしか信じる人のいない,)いわゆる「リフレ派」なる経済政策を推奨する方です。(上念司さんという方は済みませんがよく知りません。)

 

橋下徹氏のツイッターのログ記録-時刻降順】

●こいつと二人きりで対談しても、浜田さん原田さんにやったように「橋下は藤井氏が正しいと謝った」と虚を言いふらすだろう。誰も見ていないから。僕がなんでこいつレベルの学者と二人きりで対談なんかしなきゃならないの。こいつの売名になるだけ。

●こいつの勘違いの甚だしさは尋常じゃない。自分が望めば誰とでも対談できると思い込んでいる。何で僕が藤井氏レベルの学者と二人きりで対談しなきゃいけないの?僕にとって何の利益もない。やるなら有権者の判断に資するためのもの。

内閣官房参与・京大教授藤井氏。自民党二階さんの庇護の下に、まあ威勢のいいこと威勢のいいこと。他方自民党大阪市府議には時代劇かと思うほど「恐れながら」とへりくだって、自民党のために自分頑張ってますのアピールメール。ダメだこりゃ。

●僕を罵倒し続けた内閣官房参与・京大教授藤井氏。彼の人間性が分かる決定版。自分が一番賢く、自分が絶対的に正しく、自分が誰よりも強くなければ我慢できないタイプ。彼は百田尚樹氏も罵倒したらしい。こういう奴、昔いたな。なんか可哀そうだな。

●僕をとんでもない人間だ、下品だ旨罵倒し続けた内閣官房参与・京大教授藤井氏。藤井氏の家には鏡はないのだろうか?こいつの給料のために今納税しているのかと思うとやり切れない。藤井氏のこのような発言から僕は反撃に出た。

●税金でたっぷりと自由な時間を与えてもらって、彼の給与を負担している勤労者よりもちょっとだけ読んでいる本の量が多いのかもしれないが、自分サイコーと思い込んでいる。こんな学者が日本を亡ぼす。

●彼は僕のことを含めて、自分の考えに合わない者を下品だと人格攻撃する。藤井氏はこの映像を見て自らの下品さに気付かないのだろうか。彼は西田さん二階さん等の権力の犬になり、形式的な内閣官房参与になった。

●藤井氏は雑誌で、橋下は藤井をすごく尊敬していると人を介して伝言したきた、裏表のある非常に恥ずかしい奴だと公言。それは複数の証言者がいると。ところが証言者は0。正義のミカタの出演者やスタッフは迷惑千万。普通はまず周囲に確認してから公言するもの。
⇒(高橋洋(嘉悦大))正義のミカタ。本番前、橋下さんが訴えるという話。藤井さんに伝えたのが東野さんかオレかという噂に、二人で大爆笑。そんなのいうわけない。少なくともオレは聞いたこともないので証人にもなれない。藤井さんから、伝えたのは法曹関係者とのこと。私人相手にふっかけるとリスクがあるぞな

●彼は大学の外で常識や現実、そして人間というものを学んだ方がいい。人間は完ぺきではない。特に自分自身というものは。他人の粗を探して人格を攻撃しても、結局は自分自身にも当てはまるという簡単な真理を彼は理解していない。小難しい本の読み過ぎの弊害の典型例。

●彼は大学の外で常識や現実、そして人間というものを学んだ方がいい。人間は完ぺきではない。特に自分自身というものは。他人の粗を探して人格を攻撃しても、結局は自分自身にも当てはまるという簡単な真理を彼は理解していない。小難しい本の読み過ぎの弊害の典型例。

●彼は大学の外で常識や現実、そして人間というものを学んだ方がいい。人間は完ぺきではない。特に自分自身というものは。他人の粗を探して人格を攻撃しても、結局は自分自身にも当てはまるという簡単な真理を彼は理解していない。小難しい本の読み過ぎの弊害の典型例。

●彼は自分が公人であることの認識が全くないようだ。他人を罵りそれをもって公への露出を目指す。仕える権力には平身低頭で擦り寄り肩書を維持する。自分こそが一番賢いと信じ込み民主主義を否定するような言動に自己陶酔する。僕はやられたらやり返すだけ。自分からはやらない

内閣官房参与藤井氏は僕を中傷する記事の中で、浜田さん原田さんが「自分は間違っていた。藤井氏の方が正しい」と謝ってきたと書いています。橋下も同じようなもんだろうと。しかし浜田さん原田さんは全否定。この藤井氏は話を盛るどころか虚言癖のレベルですね。彼が内閣官房参与なんて日本も末。
(⇒上念 司)経済評論家の上念司です。記事中の原田氏、浜田氏に直接確認しました。
記事中の原田氏、浜田氏に直接確認しました。
原田:そんなことは言ってない
浜田:「プイライマリーバランスにこだわるなというのはいいが、藤井聰理論のように金融政策無視では今の完全雇用は達成できなかった」と言った。ご参考まで

内閣官房参与・京大教授藤井氏。自民党二階さんの庇護の下に、まあ威勢のいいこと威勢のいいこと。他方自民党大阪市府議には時代劇かと思うほど「恐れながら」とへりくだって、自民党のために自分頑張ってますのアピールメール。ダメだこりゃ。

内閣官房参与の藤井氏は話を相当盛るタイプの人物ですね。自分が絶対的に正しいと病的に信じ込んでいるタイプ。問題の記事では、浜田さん、原田さんが自分の誤りを認めて藤井氏の方が正しかったと謝りに来たと書いています。常識のある大人はこんなこと公にしないでしょ。公人として不適格な人物。
(高橋洋一(嘉悦大))浜田さん、原田さんに言及している所がこの記事の中にある。両先生ともに誤りを認めたというところはオレの知る限りで正しくない。藤井氏の議論が誤りというペーパーも書いている。両先生とオレは長い付き合いだし一応確認もしている。オレは刑事・民事で証人候補らしいが、これもいわざるをえないな

 

 一言でいうと,橋下徹氏が,知事や市長時代と同様に,気にいらない人を徹底的に侮辱しようとする姿勢,いわゆる“母のでべそ”的な空疎な発言を延々唱え続けるナイーブなやり方は相変わらず変わっていないのだなというのが,私の感想です。「このハゲ」といった某議員を彷彿とするレベルではないかと思います。

 橋下氏は,大阪維新の会と関係が深い(むしろその一員ともいえなくもない)高橋洋一氏などが被告側証人として応じないのを見越して,藤井氏に名誉棄損等の民事訴訟を起こすなどとも発言していますが,そうであれば,その後の「藤井氏があたふたしていると聞いた」(←上記ログでは掲載していません。)と主張したことを疎明する人証をきっちり揃えた上で,むしろ藤井氏側からの名誉棄損及び執拗な侮辱に対する強力な「反訴」の可能性を意識して対応しなければいけないだろうと感じました。全体として考えると,もし橋下氏側から裁判を起こすとなると,逆にどちらが被害を被っているのか頭を傾げるような案件ですので,裁判官を説得するのは相当困難と思われます。

 なお,特定個人に対して徹底した侮辱を加える人格的傾向をもった人が,わが国の国民とその権利を守る大臣になるなどというのは,裁判云々という以前に有権者の心情としてあり得ず,一連の報道は,おそらくごく一部の政治勢力からリークされたデマなのでしょう。(黒猫翁)